Flutter 開発環境をApple Silicon Macに作成する = Cocoapodsのアップデートが必要
MacBook Pro(Apple Silicon)を購入してFlutterの環境構築をしようとした。
本家のStart building Flutter iOS apps on macOSに従って進めると、Cocoapodsのインストール時にrubyのバージョンが古くて進められなくなる。その部分を補った。
手順書
- brewが入っていなければインストールする。
brewのインストール方法は本家サイトbrewを参照 - brewを使ってrubyの最新版取得(元から入っている2.6.10では先に進めない)
brew install ruby
- 実行パスの設定
echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/ruby/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
- バージョン確認
ruby --version ruby 3.4.1 (2024-12-25 revision 48d4efcb85) +PRISM [arm64-darwin24]
- CocoaPodsのインストール
sudo gem install cocoapods
インストールしていくとアップデートできるものがあるとのプロンプト。インストールする時期によって異なるだろう。sudoをつけて実施
sudo gem update --system 3.5.14
新しくインストールされたcocoapodsのインストールディレクトリにPATHを通す。まずはどこに入っているかを調べる。
which pod /opt/homebrew/lib/ruby/gems/3.4.0/bin/pod
表示されたディレクトリにPATHを通す
echo 'export PATH="/opt/homebrew/lib/ruby/gems/3.4.0/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
- 環境変数の追加(オプション)
echo 'export LDFLAGS="-L/opt/homebrew/opt/ruby/lib"' >> ~/.zshrc echo 'export CPPFLAGS="-I/opt/homebrew/opt/ruby/include"' >> ~/.zshrc echo 'export PKG_CONFIG_PATH="/opt/homebrew/opt/ruby/lib/pkgconfig"' >> ~/.zshrc echo 'export ANDROID_SDK_ROOT="~/Library/Android/sdk"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
ここまでやっておけば、あとは本家のStart building Flutter iOS apps on macOSに従って操作することでビルドできるようになるはずだ。
多くのパッケージがSwift Package Managerに移行するなか、Flutterは古いバージョンのデバイスに対応することもあって、古い枠組みを採用している。そのためCocoapodesへの対応が残っているのかもしれない。
Android Studio, Xcodeの最新版は事前にインストール、それぞれ単独でNativeアプリをビルドできるようにしておくと良い。