Flutter 開発環境をApple Silicon Macに作成する = Cocoapodsのアップデートが必要

投稿者: | 2024年7月1日

Flutter 開発環境をApple Silicon Macに作成する = Cocoapodsのアップデートが必要

MacBook Pro(Apple Silicon)を購入してFlutterの環境構築をしようとした。
本家のStart building Flutter iOS apps on macOSに従って進めると、Cocoapodsのインストール時にrubyのバージョンが古くて進められなくなる。その部分を補った。

手順書

  1. brewが入っていなければインストールする。
    brewのインストール方法は本家サイトbrewを参照

  2. brewを使ってrubyの最新版取得(元から入っている2.6.10では先に進めない)
    brew install ruby
    
  3. 実行パスの設定
    echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/ruby/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
    source ~/.zshrc
    
  4. バージョン確認
    ruby --version
    ruby 3.4.1 (2024-12-25 revision 48d4efcb85) +PRISM [arm64-darwin24]
    
  5. CocoaPodsのインストール
    sudo gem install cocoapods
    

    インストールしていくとアップデートできるものがあるとのプロンプト。インストールする時期によって異なるだろう。sudoをつけて実施

    sudo gem update --system 3.5.14
    

    新しくインストールされたcocoapodsのインストールディレクトリにPATHを通す。まずはどこに入っているかを調べる。

    which pod
    /opt/homebrew/lib/ruby/gems/3.4.0/bin/pod
    

    表示されたディレクトリにPATHを通す

    echo 'export PATH="/opt/homebrew/lib/ruby/gems/3.4.0/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
    
  6. 環境変数の追加(オプション)
    echo 'export LDFLAGS="-L/opt/homebrew/opt/ruby/lib"' >> ~/.zshrc
    echo 'export CPPFLAGS="-I/opt/homebrew/opt/ruby/include"' >> ~/.zshrc
    echo 'export PKG_CONFIG_PATH="/opt/homebrew/opt/ruby/lib/pkgconfig"' >> ~/.zshrc
    echo 'export ANDROID_SDK_ROOT="~/Library/Android/sdk"' >> ~/.zshrc
    source ~/.zshrc
    

ここまでやっておけば、あとは本家のStart building Flutter iOS apps on macOSに従って操作することでビルドできるようになるはずだ。

多くのパッケージがSwift Package Managerに移行するなか、Flutterは古いバージョンのデバイスに対応することもあって、古い枠組みを採用している。そのためCocoapodesへの対応が残っているのかもしれない。

Android Studio, Xcodeの最新版は事前にインストール、それぞれ単独でNativeアプリをビルドできるようにしておくと良い。

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