Common LispをWindows 10で使う:WSLを利用

投稿者: | 2021年6月9日

Common Lispの処理系をWindows 10上に作成する方法

macOSやLinux/UNIX系のOSなら簡単に作成できるLispの処理系だが、Windows 10上となるとなかなか良いものがない。

Emacsまでインストールするものもあるが、今ひとつ古い。そこで思いついたのがWSLの利用だ。

大体において、Lispの処理系にGUIが必要なことは滅多にない。Emacsを入れるならCUIでEmacsを起動すればいいだけだ。

用意するもの

  1. Ubuntuなどの入ったWSL
  2. https://lisp-lang.org/が提供しているLispの処理系
  3. それぞれのOSにおけるEmacs

以上である。

設定方法

WSLにLinuxのOSを入れる方法はいろんな場所に書いてあるので省略。

Lispの処理系のインストール方法はhttps://lisp-lang.org/learn/getting-started/に書いてある。

例えばUbuntu/Debianの場合

sudo apt-get install sbcl

と記載されている。

Emacsのインストール方法もUbuntuなら

sudo apt install emacs

でいいだろう。

あとはUbuntuなどのWSL内でEmacsを起動、拡張子がlispのファイルを作っていく。実行など後の処理はhttps://lisp-lang.org/のドキュメント類を参照すればいい。ちなみにEmacsはLispで設定ファイルを作っていたこともあって拡張子がlispのファイルを開くとLispモードに入ってくれる。括弧の辻褄合わせも面倒を見てくれる。

まだLinuxさえなかった時代にタイムスリップした気分が味わえる。昔Emacs使いだった人は指がファイル作成コマンドなどを憶えていてビックリすること請け合い。

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