古いバージョンのIDEでビルドしていたKotlin, Javaのプロジェクトを新バージョンのIDEに適合させる

投稿者: | 2021年5月30日

古いKotlin/Javaのプロジェクトを新しいIDEでビルドするために

IntelliJ IDEAやAndroid Studioは頻繁に更新される。Kotlin言語も最近1.5になったばかりだが年内に1.6になると先日のイベントで言っていた。そしてできる限り新しいものを使ってビルドして欲しいとも。

つまり最新のIDEで標準になったKotlinプラグインなどに合わせて対応するライブラリを更新せよと言うことになる。場合によってはGradleもアップデートする必要が出てくる。

ライブラリの新しいバージョンを見つける場所

大抵のライブラリはMaven Repositoryで見つかる。

https://mvnrepository.com/

build.gradleのdependenciesの中でorg.jetbrains.kotlin:kotlin-stdlib-jdk8:1.3.50のようなものを入れていたら「kotlin-stdlib-jdk8」の部分だけコピーして、上のページで検索を書ければ現在存在する関連したものがいくつか表示される。そこへ移動してお目当てのバージョンのものの名前をコピーしてくる。

それをbuild.gradleのdependenciesで上書きする。

更新対象の詳細が記述される場所

Project Structureの中のProject Settings->Modules->Mainと選択すると下の図のように表示される。ここに表示されるものはbuild.gradleで記述したdependenciesによってコントロールされている。記述していないものも出てくるが、それは内部で依存関係に配慮した結果だろう。

Gradleの新しいバージョン

新しいモジュールをビルドするのに新しいバージョンのGradleが必要になることは多い。

https://services.gradle.org/distributions/

更新対象は[Project]-[gradle]-[wrapper]フォルダ内にあるgradle-wrapper.propertiesに記載されているdistributionUrl=https://services.gradle.org/distributions/gradle-6.7.1-bin.zipがそれである。

この6.7.1というバージョンはAndroid Studio 4.2.1のものである。

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