Windows, Linux, Mac間でのファイル管理を共通化:PowerShell Core
これらのプラットフォームで開発をしていると、それぞれのローカルファイルに差が出てくるのは避けられない。
バックアップジョブをそれぞれの得意なコマンドでやるというのが良いのだろうが、それではジョブ作成、更新に3倍時間が掛かる事もありうる。
そこでこの手のスケジュールジョブを統一的に扱えないかを考えていたら、PowerShell Coreというものに当たった。
Windowsでは便利に使っていたPowerShellだったがmacOS, Linuxでも利用できるCoreの機能として提供されているのを知ったのはつい最近だった。
そこでPowerShell Coreの導入法をMacとLinuxについて記しておこうと思った。実際にスクリプトを作るのはちょっと先になりそうなので・・・。
macOS
Homebrewが入っている前提でターミナル上で以下のコマンドを実行。
brew update
brew cask install poershell
動作確認
ターミナル上でpwshというコマンドを実行すると以下のように表示されるはず。
pwsh
PowerShell 6.1.2
Copyright (c) Microsoft Corporation. All rights reserved.
https://aka.ms/pscore6-docs
Type 'help' to get help.
左端に
PS /usr/username>
と表示されていれば動作している。止めるときはControl-D
Linux
Ubuntu 18.04
Ubuntuにはcurlが既定では入っていないので入れる。
sudo apt install curl
- MicrosoftのリポジトリからGPG keyを取得
wget -q
https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/18.04/packages-microsoft-prod.deb
ちなみに16.04の場合はこのURLで18を16にすればよい。
- GPG keyを登録
sudo dpkg -i packages-microsoft-prod.deb
- パッケージリストのアップデート
sudo apt update
- Install
安定版のインストール
sudo apt install -y powershell
プレビュー版を入れるにはpowershell-previewとする。
動作確認はmacOSと同じなので略す。
CentOS7
- Microsoftのリポジトリを登録する
curl https://packages.microsoft.com/config/rhel/7/prod.repo |
sudo tee /etc/yum.repos.d/microsoft.repo
- yumでインストールする。
sudo yum install -y powershell
動作確認はmacOSと同じなので略す。