Kali LinuxでWi-Fi接続先を変更する方法
RealTekのチップセットを利用したWi-FiアダプタならMonitor Modeなどハッキングツールとして使うことが多いものの、普段は有線接続というのが大方の使い道だと思う。
またテストの目的でも接続相手を切り替えるのはよくやることだと思う。
本稿ではドライバーをインストールしてWi-Fiアダプタに接続後、有線など別の方法で接続した後で再接続する方法について記す。
VMwareの仮想マシンの場合だけかも知れないが、単純にメニューで切り替えるだけでは接続できないことが多いようだ。
手順は以下の通り(まず接続されていない状態からスタート、最初の接続へと続く)
初回接続
- ホストマシンから接続をVMへと移す
VMware Fusion(Workstation)のメニューにある「仮想マシン」からUSBとBluetoothを選びWi-Fiアダプタの接続を選択。 - Kali Linuxの画面右上Network接続のメニューから繋ぎたい相手を選択
- 現れるダイアログでパスワードを入力
しばらく待っていると接続される。
別の相手に接続
- Kali LinuxのNetwork接続のメニューから今繋いでいるWi-Fi接続に対してDisconnectを選択して接続解除
これを実行しないと次のステップで同じ相手に再接続しようとしてしまう。
現状繋がっておらず、接続交渉中であっても接続対象として一つだけリストに載るタイミングがあるのでその時点でDisconnectしてよい。 - VMwareのメニュー、仮想マシンからWi-Fiアダプタを接続解除、再接続
一旦、切り離してからもう一度繋ぐ - Kali Linuxで別の接続相手を選択
必要に応じて(初めての相手なら)パスワードを入力して接続を実施。
まとめ
接続相手を変えるにはまずKali LinuxのNetwork接続においてDisconnectを実行しないといけないのがポイント。
さらにVMware Fusion側でも接続解除、再接続をする必要がある。