Jupyter Notebookのデフォルトディレクトリを変更する方法
機械学習やデータサイエンス、その他の目的でJupyter Notbookを利用する人は多いと思う。
Anacondaから起動すると既にいずれかのディレクトリが既定になっていて、その起点から上へと移動することができない。
今回はその既定のディレクトリを自分の好きな物に変える方法を書いておく。
前提条件
前提条件1:Anacondaはインストール済み、つまりAnaconda Navigatorが起動できて、そこのパネルからJupyter Notebookを起動する。
前提条件2:Visual Studio Codeのようなエディタが入っている。もちろんVimが得意ならそれを使ってもらって構わない。
設定手順
- 環境設定ファイルの作成
- 作成したファイルの編集
- Jupyter Notbookの起動
この3つである。
設定詳細
- 手順1:
- 一度Jupyter Notbookを起動する。必要なパッケージ類がインストールされるはずである。
- ターミナルを起動して次のコマンドを打つ。
jupyter notebook --generate-config
.jupiter/jupyter_notebook_config.py
というディレクトリとファイルができているはず。
- 手順2
- 上記ファイルをVisual Stdio Codeで開く。
code .jupiter/jupyter_notebook_config.py
- Findコマンドでc.NotebookApp.notebook_dir = ”というコメントアウトされている行を見つけ、コメントアウトを外してシングルクォーテーションの間に自分の期待するディレクトリを書き込み、保存して終了する。
- 上記ファイルをVisual Stdio Codeで開く。
- 手順3
- 今起動しているJupyter Notbookを閉じて、新たにJupyter NotbookをAnaconda Navigatorから起動すると指定したディレクトリが起動時から表示されているはず。
まとめ
ただデフォルトディレクトリの既定値を変えるだけのことだが結構面倒だ。これができるかできないかで生産性がかなり違うのも事実。長々としたディレクトリツリーを起動する度に見せられるのは辛い。