Figmaのファイルを開くときフォントがないと言われたら
最近急速に勢力を伸ばしつつあるデザインツールがFigma。元々ブラウザ上で扱うWebアプリだったが、今はWindowsでもMacでもデスクトップアプリを使える。ライセンスはユーザー単位なので一つ購入すれば、そのユーザーはどのプラットフォームでも使える。
ファイルをローカルにExportできる。拡張子がfigのファイルである。それが日本語や中国、韓国語の文字が含んでいると「フォントがない」と言われる。Androidの場合はGoogleのNoto CJKが要求される。一方、iOS, iPadなどApple系のものの場合、日本語ではなくてもSF(San Francisco)フォントが要求されることがある。
これらのフォントを追加する方法を以下に記す。
Windows 10に追加する方法
- Google Fonts
- Googleのサイトで要求されたotfフォントをダウンロードする。
- zipファイルなのでそれを適切な場所で展開する。
- [コントロール パネル]-[デスクトップのカスタマイズ]-[フォント]と開いてフォントの一覧を表示させる。
- そこへ2で展開したotfフォントファイルのうち、必要なものをDrag&Dropする。
- SF Fonts
- Appleの開発者サイトのフォントページへ行きSF Proをクリック、ダウンロードする。Apple独自のdmgファイルだが構わない。
- 7-Zipで開く。もし7-Zipを持っていなければhttps://www.7-zip.orgで入手する。
- 開いていくとPayload~という拡張子のないファイルがでてくるので、右クリックして展開する。すると同じ名前のフォルダ内に、階層としてはSF-Pro\SanFranciscoPro\San Francisco Pro\Payload
\Library\Fontsのようなフォルダが生成される。 - この中にあるotfフォントファイルをGoogle Fontsと同様にDrag&Dropする。
macOSに追加する方法
- Google Fonts
- Googleのサイトで要求されたotfフォントをダウンロードする。
- zipファイルなのでそれを適切な場所で展開する。
- アプリケーションのFont Bookを起動
- ファイルメニューからフォントを追加を選び、先ほど展開したフォルダの中から必要なotfフォントを追加。
- SF Fonts
- Appleの開発者サイトのフォントページへ行きSF Proをクリック、dmgファイルをダウンロードする。
- macOSではこのdmgファイルはインストーラなので起動して必要なフォントをインストールする。
まとめ
Windows 10にAppleのフォントを追加するとき、7-Zipという圧縮、解凍ソフトを使う必要がある事に気付かないといけない。
これから国際化対応をする場合、中国語の簡体、繁体文字、ハングルが必要になる事もあるだろう。そういったときにも対応できるのがGoogleのNoto CJKだ。憶えておいて損はない。