Boot Camp + Parallels でWindows 10とAppleの開発環境を同時に動かす
MacBook ProのSSDは大容量だと高価だが、さすがに2台のMacBook Proや1台ずつのMacBook Pro、Windows 10ノートパソコンを用意するよりは安い。
Intel Macなら2TBのSSDを用意して、半分をmacOS、もう半分をWindows 10のBoot Campに回せば両方の開発環境を用意できる。
さらにParalles DesktopをmacOSにインストールしてやると同時に二つの環境が動かせる。普通にBoot Campを運用すると排他的運用になってしまうのとは異なる。
クロスプラットフォーム開発が増えている昨今、一つの選択肢として十分考慮に値する。境界を跨いでのコピーペーストもできる。
ただしメインメモリも32GB以上用意した方が良いだろうし、インテル系ならCore i7以上のコア数が多いCPUを用意した方が良い。
この場合、ネットワーク構成はブリッジを選べばMacBook Proで見えるエンティティ(サーバーなど)が同じように見える。他にWindowsマシンがLAN内で稼働していれば共有ドライブにそれらのWindowsマシンのドライブを割り振ることもできる。
16 inch MacBook Pro (2019)、macOS Big Sur 11.3で確認済みだ。ただしe-GPUを繋いでいるとき、何らかの理由でWindows上のドライバーを更新したくなったら通常のBoot Campで起動しないとParallelsではドライバーのインストールができない。そこには気をつける必要がある。
その気になればLinuxも!
Hyper-Vを有効にすればこのWindows 10上でLinuxの実行も可能だ。もっともLinux環境だけならVirtual Boxと言う手もあるのでHyper-Vで実行するほどのこともないだろう。これは「できますよ」というものに過ぎない。
もちろんWLSもインストールできてデフォルトではUbuntu 20.04 LTSが入る。ストアでダウンロードしただけではインストールできず、Windows自体の変更も必要になるのであまりお勧めできない。詳しくは本家のページを参照のこと。