Kali LinuxでPenetrationテスト:2020年版

投稿者: | 2020年6月4日

Kali Linux でPenetration Testを実行できるワイヤレスアダプターを見つける

久しぶりにPenetrationテストを教えて欲しいという要望を受けたので情報を新しいものに取り替えようと思い立った。

以前紹介した(かも知れない)サイトのリンクが切れていたり、更新されていたので更新しておく。

まず2020年におけるベストワイヤレスアダプターを紹介しているサイト

WirelesSHack

海外サイトなので日本で簡単に入手できるものは紹介されていない。このサイトで知りたいのはKali Linuxで使えるチップセットの方。

Atheros AR9271
Ralink RT3070
Ralink RT3572
Ralink RT5572
Realtek RTL8812AU
Ralink RT5370N

が挙げられている。

これを採用しているワイヤレスアダプターにどんなものがあるかを調べることのできるサイトが

WikiDeviというサイト。ここには世界中のベンダーが出している様々なデバイスの情報が集められている。その中にWireless adaptersのデータベースもあるのでここで検索する。

簡単に調べると、このうちRealtek RTL8812AU以外のものは日本で入手できそうなものがない。Penetrationテストとは言っても仕事でやる以上、技適マークの取得できていないデバイスでは会社(顧客?)の許可が下りないケースが少なくない。

このページで検索を書けてみると日本製と思われるものがいくつか見つかった。

  1. Buffalo WI-U3-866D

    古くて入手困難

  2. Elecom WDC-867U3

    古くて入手困難

  3. I-O DATA WN-AC867U

    古くて入手困難

  4. NEC Aterm WL900U

    ヨドバシなどあちこちで入手可能。5千円弱

  5. TP-LINK Archer T4U

  6. TP-LINK Archer T4U v2
  7. TP-LINK Archer T4UH

    3つのTP-Link製品はヨドバシやAmazonなどで入手可能。ただ同じ型番で違う製品の事があるので、WikiDeviやアメリカのAmazonと比べるなどして慎重に選んだ方が良いだろう。

と言うわけで日本で現在安全(?)にPenetrationテストを行うにはNEC Aterm WL900Uを入手して実施するのが良さそうである。入手を手配したので今週末に試験して本当にPenetrationテストが実施できるか確かめる予定。可否と(可能なら)モニターモードにするまでの手順はここで発表します。

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