進化するERP:SAP、そしてそのiOS連携について

投稿者: | 2019年8月20日

猫も杓子もAI、AI、IoT、IoTの時代、企業向けサービスをどう構築するか?

Introduction — ERP

大分前の話だが、ERP(Enterprise Resources Planning)は私が当時在籍していた某官製研究所でも導入され、物品購入の透明化が図られた。同時にSecretaryの人たちはそれを使うための講習会に参加して結構面倒だという声をあげていた。

長い間、私にとってERPとはそういう何か物品購入などに使うもの程度の理解であった。しかるに昨今のAI、IoTブームを思うとき、企業の限りある人的、金銭的リソースを最適配分するシステムを構築するのにERPが果たしうる役割の大きさに刮目した。

ERPでお金の流れが掴める訳だが、例えば配送車両の位置情報、冷暖房、照明などの利用状況、などなど、なんでもERPに入力する前の需要と売り上げのような供給がIoTを使うことでリアルタイムに把握できるようになったのである。また把握された情報を元に戦略的な運用方法を考えるのにAIが利用できるのである。

だから単に物品購入に使うためにERPを使うのではなくて、短期の予測や、AIを利用したリソースの最適配分の具体的な操作のハブとして使えることが分かってきたのである。

SAP

企業向けサービスの中核としてERPの需要は高まりこそすれ、下がることはないだろう。ERPと言ったときに具体的なパッケージとしてSAPが上げられることが多い。

SAPにはopenSAPという無料で学習できるサイトがあるので、しばらく学習してみようと思う。ここでも学習の進め方や成果について書いてみたい。

SAPにはAppleとの連携があり、iOS向けのSDKが次のサイトで得られる。Appleのデベロッパーサイトより、SAP Cloud Platform SDK for iOSまたはSAPのデベロッパーサイト。これはSwiftで記述されているとのこと。

企業向けに求められるセキュアなシステム構築において、各種連携を自分で何もかもやるにはかなり負担が大きいがこのSDKを利用することで負担軽減できる、と言うのである。

こちらについてもサンプルプログラムが動かせるようになれば、記載していこうと思う。

AIを使うとしたら、最終的にはiOSのようなエッジデバイスでも機械学習、クラウドで吸い上げ、それを全体的に精緻化してさらにエッジデバイスへ、と言う流れに会計が伴った形になるだろうと予測ができる。

iOSのデベロッパーは有料だが、SAPのデベロッパーは無料。

まとめ

iOSなどモバイルデバイスやIoT機器を使ってデータを取得、処理、結果をプッシュするという流れがあり、これにERP的な要素が加わることで目に見える成果に直結するようになる。これがこの先加速していくだろうと思う。

無料の学習サイトがあるSAPは案件も多く、学び甲斐のある対象だ。

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